1月 ★「西山金蔵寺」<文芸展望>[全集不掲載]
☆これは「三田文学」(昭和42年2月)[「作家]改訂、同年3月]とは別の作品。読者からの手紙をもとにしたもの。『足穂拾遺物語』(高橋信行編、青土社、2008年)に収録。
1月 ★「少年自身」<週刊読売、1月18日>[11-447]
1月 ★(対談:稲垣足穂と新感覚派)<第三文明>[全集不掲載]
☆白川正芳との対談「昭和文学を語る(第1回)」
1月 ★『人間人形時代』《工作舎》
収録作品(11編)「カフェの開く途端に月が昇った」、「人間人形時代」(「奇妙な区廊に就いて」「香なき薔薇」「ゴム臭いボートの話」「放熱器」「電気の敵」「ディアポロ」「耳隠しのかなた」「ガス灯の記憶」「クラシック・プレーン」の9編)、「宇宙論入門」
「カフェの開く途端に月が昇った」[5-160]
「ゴム臭いボートの話」[→「浪花シリーズ」9-460]
1月 ★『キネマの月巷に昇る春なれば』《多留保集5、潮出版社》
収録作品(10編)「緑色の記憶」「茶わん屋娘の唄」「たげざんずひと」「宇治の景色」「梅日和」「虚空を天狗と来ぬる国いくつ」「取られて行きし山々を」「芦の都シリーズ(附録「武石記念館」)」「西山金蔵寺」「キネマの月巷に昇る春なれば」
2月 ★『遠方では時計が遅れる』《多留保集6、潮出版社》
収録作品(22編)「廿世紀須弥山」「タルホ五話」「彗星問答」「ベニスの思い出」「星を喰う村」「天文台」「近代物理学とパル教授の錯覚」「P博士の貝殻状宇宙に就いて」「天文学者というもの」「赤き星座をめぐりて」「遠方では時計が遅れる」「タルホ拾遺」「人工衛星時代」「月は球体に非ず!」「ある宇宙模型をめぐって」「一つぶの悪」「おそろしき月」「空界へのいざない」「「黒」の哲学」「殻の中の月」「わたしのLSD」「雄鶏と三日月」
4月 ★(対談:タルホニウム放射圏)<遊、8号>[全集不掲載]
☆松岡正剛との対談
4月 ★(アンケート:私の推す日本文学の名文)「井原西鶴の『男色大鑑』の次の一節」<週刊読売、4月5日号>[13-466]
4月 ★『びっくりしたお父さん』《多留保集7、潮出版社》
収録作品(26編)「美学」「かもめ散る」「散歩しながら」「大谷先生の話」「妄執」「ラリイの夢」「海べの町」「習作」「或る倶楽部の話」「壜詰奇談」「長方形の箱」「おうろら・ぼりありす」「蘇迷廬」「蓬莱問答」「びっくりしたお父さん」「ジェキル博士とハイド氏」「机上同盟成立奇談」「父の不思議」「ココア山奇談」「真面目な相談」「東洋更紗」「熊野」「河馬の処刑」「緑金の蛇」「松帆浦物語」「懐しの七月」
6月 ★「キャプテン・カポロを送る」<四季、丸山薫追悼号>[11-455]
☆丸山薫は1974年10月21日没
7月 ★『実存哲学の余白』《多留保集8、潮出版社》
収録作品(17編)「実存哲学の余白」「神・現代・救い」「新道徳覚書」「二十五歳までに決定すべきこと」「金色の龕」「伏見山物語」「サギ香水」「来るべき東京の余興」「神戸漫談」「忘れられた手帖から」「瓦斯燈物語」「芭蕉の葉」「ソシァルダンスに就て」「「沈黙の塔」への憧れ」「わが明治時代」「転がり込んだ百万円の賞金」「一筆遺書参らせ候」
8月 ★『金子光晴 下駄ばき対談』《現代書館》
☆「鼎談 A感覚V感覚」(昭和48年9月「週刊読売」掲載の金子光晴・田中小実昌との鼎談)を収録。[全集不掲載]
10月 ★『タルホ事典』《多留保集別巻、潮出版社》
収録作品(14編)「タルホ拾遺」(「まずこの四つ」「この機会に」「唯美主義の回顧」「蜷の区域」「ダンセーニ卿の「酒壜天国」」「一女性からの書簡」「酒につままれた話」「ウオぎらい」「狂気か死にまで行くべし」「平和の鷹が平和の天使を悦楽の園へ導く」「少年自身」「最近の来信」「キャプテン・カポロを送る」
☆収録対談(7編)「江戸川乱歩:E氏との一夕」「吉田一穂:祇園閑談」「瀬戸内晴美:エロス−愛−死」「小潟昭夫:わが思索のあと」「平岡正明:男は闘うべし」「松山俊太郎:輪廻思想をめぐって」「森敦:われらいずこの門に立とうとも」
「まずこの四つ」[13-421]
「一女性からの書簡」[全集不掲載]
☆「一女性からの書簡」の初出が、「雷鳥」1966年1月号とあるが、1970年1月号の間違いだろう。
10月 ★『エアクラフト』《タルホ・クラシックス1、読売新聞社》
収録作品(5編)「白鳩の記」「ヒコーキ野郎たち」「ファルマン」「ライト兄弟に始まる」「空の美と芸術について」
10月 ★『アストロノミー』《タルホ・クラシックス2、読売新聞社》
収録作品(19編)「星を造る人」「星を売る店」「「星遣いの術」について」「工場の星」「赤き星座をめぐりて」「星を喰う村」「天体嗜好症」「天文学者というもの」「人工衛星時代」「月は球体に非ず」「非ユークリッドへの憧れ」「緑色の円筒」「横寺日記」「生活に夢を持っていない人々のための童話」「童話の天文学者」「私の宇宙文学」「ある宇宙模型をめぐって」「ロバチェフスキー空間を旋りて」「僕のユリーカ=v
☆「ロバチェフスキー空間を旋りて」は、この後さらに加筆訂正された生原稿が『全集5』に最終稿として収録された。
10月 ★『ウラニスム』《タルホ・クラシックス3、読売新聞社》
収録作品(15編)「RちゃんとSの話」「WC」「E氏との一夕」「Aと円筒」「臀見鬼人」「火箭」「岩つつじ」「つけ髭」「異物と滑翔」「ユーモレスク」「フェヴァリット」「かものはし論」「姦淫への同情」「ヴァニラとマニラ」「Prostata〜Rectum機械学」
10月 ★『がんじす河のまさごよりあまたおはする仏たち』《第三文明社》
収録作品(15編)「東洋の幻想」「兜率上生」「僕の弥勒浄土」「廻るものの滑稽」「別の秩序」「生の連続」「悪魔の魅力」「姦淫への同情」「新生の記」「幼きイエズスの春に」「有楽町の思想」「俗人論」「子供たちと道徳」「フェヒナーの地球擁護」「弥勒」
妻の志代死去
10月24日
☆萩原氏の年譜では、「十月二十四日、妻志代死去。享年六十八歳」。